イベント情報
めざせ、子どもシェフ! - 食と農のとびっきり体験
第20回 お醤油ってどうやってできるの!? 醤油蔵をのぞいてみよう
日時 | 2023年2月26日(日) 9:00~14:30 |
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場所 | 弓削多醤油 醤遊王国 埼玉県日高市 |
対象 | 小学5年~高校2年生 |
定員 | 20名 |
費用 | 1,000円(参加費)+1,000円(バス代) |
持ち物 | 汚れても良い服装と帽子、エコバック、水筒、タオルなど |
主催 | NPO法人市民科学研究室 http://www.shiminkagaku.org/ NPO法人ポラン広場東京 |
申込み | 案内チラシをFAXするか、申込みフォームよりお申し込みください |
問合せ | NPO法人ポラン広場東京 事務局 (担当:中村) 〒198-0052 東京都青梅市長淵 4-393-11 0428-22-6821 (受付時間平日09:00~17:00)
office@polano.org |
お醤油ってどうやってできるの?
- もろみづくり
蒸した大豆と炒った小麦を混ぜ、種麹をふりかけ麹室に入れる。麹室を30度に保ち、麹菌を育てる - 仕込み
育てた麹と塩水を木桶に入れて仕込みます。仕込んだら約1年、ねかせて時々攪拌します - 発酵
途中、発酵して木桶の表面にぷくぷくとあわが出はじめます - 搾り
一年以上経ったもろみを桶から出して搾ります。もろみを少しずつふろしきのような「ろ布」に入れ、1枚1枚たたんで重ねます。ろ布からにじみ出てきた液体が生醤油 - 加熱
生醤油に熱を加え、殺菌します。生の醤油に熱を加えると色が少し濃くなり、香りも強くなります。こうして色や香り、味を整えたら検査をして容器に詰めます
順を追って見学していきます
今年は弓削多醤油創業100周年!なのだそうです。順を追って見学し、最後に100周年記念で新たにつくった木桶とその中に仕込まれたもろみを見学しました
醤遊王国の敷地内には1日約100トンの伏流水が湧き出ています。秩父山脈から関東平野へ開ける扇状地の上にあるので、地下を流れる伏流水が豊富なのだそう。この豊富できれいな水を仕込水に利用しています
ろみを作る工場。正面に見える円筒形の機械で大豆を蒸します。その右に小麦を炒って粉砕する大きな機械もありました。できたこうじは塩水とあわせて木桶に仕込みます
醤油蔵には大きな木桶がたくさん並んでいました。時々攪拌するために人が歩けるように板が貼ってあります。醤遊王国2階では、ぷくぷくと発酵している様子が上から見られるようになっていて、窓のところには香りをかぐための蔵と繋がったトンネルもありました
木桶を眺められる窓の横には醤油しぼりを体験できる小さいサイズの搾り機も。「きりん棒」と呼ばれる棒を思い切り押し下げて搾ります。かわるがわる体験しました
搾りたての醤油の味見もさせてもらいました
今回は、100周年記念に仕込んだ特別な二年仕込みの木桶も見学。上からのぞけるように足場がかかっていてそこにのぼって至近距離で見学させてもらいました。みんな、マスクをはずして香りを確かめています
醤遊王国2階の軽食コーナーでお醤油にちなんだ昼食をとり、外から蔵の中をながめたり、木桶の大きさがわかる実際に使われていた木桶の休憩スペースに座ってみたり「醤油ソフト」を食べてみる子も。お土産にポランでも取り扱っている弓削多有機醤油をいただいて帰路につきました
案内役 弓削多醤油 大塚 勝幸 氏
弓削多醤油日高工場・醤遊王国の店長でもあり工場見学の案内もしています
お醤油ができるまでの案内だけでなく、色々な醤油の違いや美味しく食べるコツまで色々お伝えできたらいいな、と思っています
今年は100周年記念という節目。日本に古くからある調味料ですが、伝統的な製法である木桶で蔵付き菌にまかせて醸造するのは年々木桶職人が減ってきて難しい状況にもありますが、色々なイベントも企画していますのでみなさん、また遊びに来てください
2022年度「食育活動助成プログラム」の助成を受けています