イベント情報

めざせ、子どもシェフ! - 食と農のとびっきり体験
第1回 ご飯が炊ければ、何とかなるぞ

日時 2022年05月08日(日)  9:30~13:00
場所 女性総合センター アイム料理実習室
東京都立川市曙町2-36-2 (JR立川駅北口徒歩5分)
対象 小学5年~高校2年生(本人のみの参加)
定員 20名
費用 500円
持ち物 エプロン、三角巾(バンダナやキャップ)、タオル(ハンカチ)、筆記用具
主催 NPO法人市民科学研究室  http://www.shiminkagaku.org/
NPO法人ポラン広場東京
申込み 案内チラシをFAXするか、申込みフォームよりお申し込みください
※お知らせいただいた個人情報は、厳重に管理し、当プログラムに関係する手続きのみに使用します
問合せ NPO法人ポラン広場東京 事務局 (担当:中村)
〒198-0052 東京都青梅市長淵 4-393-11
0428-22-6821 (受付時間平日09:00~17:00)
office@polano.org

ご飯について考えてみる

みんなは普段、ご飯をどれくらいの頻度で食べているのか、1回でお茶碗にどれくらい食べているのか?
総合案内役、上田さんからのそんな質問で初回がスタート。参加した皆さんは、全員が毎日食べていると回答。中には3食という子も。どんなふうに食べている?には各々、チャーハンにしたり、カレーをかけたり、おかずと一緒に食べたり、手巻き寿司やおかゆにしたり、と色々な食べ方が発表されました
そして、どれにも共通しているのが”ご飯を美味しく炊くこと”だから「ご飯が炊ければ、なんとかなる!」

「一合(ごう)」って聞いたことある?炊く前のお米1合分をg(グラム)に換算すると、その重さは約150g
お米1合=150g=炊けたご飯お茶碗2杯分くらい

土鍋で2合、炊いてみる どうやって炊く?

家ではどうやって炊いているのか思い出してみると、炊飯器が多かったのですが、中には土鍋や普通の鍋を使っている家庭もありました。炊く前には?という上田さんの投げかけに「研ぐ」はすぐに返ってきます
さて、その「お米を研ぐ」のはどんな風にするのが最適か、吸水時間とその重さを実際に確かめながら探ります
そして吸水時間は15分、30分、1時間の中から、そして吸水させたお米に最適な水量1合あるいは2合を選択して炊いていきます
火加減や時間も話し合って決めました
色々な炊き方で炊きあがったご飯を一口ずつ試食します。少し固め、やわらかめ、おこげができたりした班もありました。固め・柔らかめ、吸水時間30分・1時間。これらは好みが分かれました

<ポイント1:最初に入れる水は手早く研いで捨てましょう>
お米は水に触れたその時から吸水し始めます。洗い流したヌカなどを含んだ水をできるだけお米に吸わせないようにするのが美味しく炊くコツのひとつでもあるのです
<ポイント2:炊く時の火加減>
最初はぶくぶくと沸騰するまで強火で炊く。数分で沸騰するのでその後は弱火でくつくつと10分くらい。よりふっくらさせたい場合、すぐにフタを開けず、5~10分蒸らします

炊けたご飯で巻き寿司を作る

上田さんから巻き寿司マイスターの八幡さんにバトンタッチして炊けたご飯で巻き寿司を作ります。なぜ、炊きたてのご飯だけを使って作らず、酢飯(寿司飯)にするの?寿司酢のレシピって?etc.
酢飯は保存性に優れ、酢や糖分には冷めたご飯が硬くなるのを防ぐ効果があることなどを学びました
寿司飯はお酢と砂糖、塩で寿司酢を作り、寿司桶に移したご飯にまわしかけ、しゃもじを使って切るように混ぜて作ります。今回は中に紅白なますを巻いていきます

=すし酢レシピ=
純米酢…250ml、洗糖…80g、塩…40g
これらを全て混ぜ合わせます。ご飯1合分ですし酢30mlを目安に使いましょう
=紅白なますレシピ=
  1. 大根と人参を5cmくらいの千切りにします
  2. 1.に塩をふって軽くもんでしばらく置き、出てきた水けを絞ります
  3. 2.にすし酢と白ごまを混ぜてなじませます

海苔の表と裏の見分け方。ツルツルした面が表なので巻きすの上にザラザラした面を上にして手前に置きます。寿司飯は海苔の上に置く前に、手のひらにのせてまとめてから中央に置き、奥の1~2cmはのりしろとして残して均一に敷き詰めます。具材をのせたら手前から巻きすごと奥に巻いて少し手前に引きながらしめていきます。巻きがゆるいと切りにくかったり、キツいとなんだか硬く感じたり。ふんわりちょうど良く巻くよう、八幡さんの手元を参考に実践

<ポイント3:巻き方>
奥ののりしろ手前に一列に少し山を作ります。具はご飯を敷いた中央に一列に均等に並べます。手前から巻いていき、最後ののりしろ部分にご飯粒を付けてとめてもOK。巻いて少し置けばご飯粒でとめなくても自然と付いてくれます

みんなが作った巻き寿司を切って、それぞれで交換して自分の作ったものとどんな風に違うか食べ比べもしました
試食の時に、八幡さんが江戸東京野菜のひとつ八王子の「川口エンドウ」を持ってきて話を聞かせてくれました。江戸時代からその土地に住む人に継承されてきた種で、代々栽培されてきた在来種。その希少性についてなどお話を聞き、ひとつづつ試食もしました

次回はB)「訪ねてみよう!都会の農家さん」で国立市の農天気さんにうかがい、ベランダ菜園を教えてもらいます。お楽しみに!

講師紹介 上田 昌文(うえだ あきふみ)氏

市民科学研究室 代表理事
市民研は暮らしの中にある科学技術“リビングサイエンス”(=生活を基点にした科学技術)という概念を手がかりに、様々な角度から「生活者にとってよりよい科学技術とは」を考え、そのアイデアを実現していこうとしています。子ども料理科学教室は、市民科学研究室が開発した科学実験と料理の技の習得を結びつける、実験しながら料理を作ることで「なぜこの調理法でうまくいくのか」を五感で探求できる新しい食育プログラムです

次回募集チラシ / 会場アクセス
※この事業は公益財団法人キユーピーみらいたまご財団の
2022年度「食育活動助成プログラム」の助成を受けています

各回開催当日の模様はこちらから
年間スケジュール&テーマ5/85/226/126/267/107/248/78/219/119/2510/0910/2311/1311/2712/0412/18
2023年 1/81/222/122/263/19

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