イベント情報

めざせ、子どもシェフ! - 食と農のとびっきり体験
第10回 稲刈り体験してみよう!

日時 2022年09月25日(日)  9:00~14:00
場所 みんなのおうち公園(山梨県北杜市)
対象 小学5年~高校2年生
定員 20名
費用 1,000円
持ち物 汚れても良い服装、エコバック
主催 NPO法人市民科学研究室  http://www.shiminkagaku.org/
NPO法人ポラン広場東京
申込み 案内チラシをFAXするか、申込みフォームよりお申し込みください
※お知らせいただいた個人情報は、厳重に管理し、当プログラムに関係する手続きのみに使用します
問合せ NPO法人ポラン広場東京 事務局 (担当:中村)
〒198-0052 東京都青梅市長淵 4-393-11
0428-22-6821 (受付時間平日09:00~17:00)
office@polano.org

一年を通した米作りのお話を聞く

直前まで台風の進路を気にして天気予報とにらめっこだった稲刈り
当日は参加者の日頃の行いのたまものか(!?)快晴の中、稲刈り体験を実施することができました
今回は、山梨県北杜市のみんなのおうち公園を訪問。まずは代表の星さんからお米作りのお話をお聞きしました

お米作りは苗を植える前から始まっている

おうち公園では、農薬や化学肥料を使わずに子どもからお年寄りまで安心して食べられる地元のブランド「武川米」やジャスミンライスを毎年育てています
<土作り>
田植えの準備は前の年の稲刈りが終わったところから始まります。田んぼを耕してレンゲの種をまき、花が咲いたらそのままレンゲごと田んぼを耕し(レンゲをすき込み)田んぼの肥料とします。化学肥料や農薬を使って育てているとその土地は次第に痩せてしまったり、環境汚染の元になるのに対してレンゲは昔から稲作の緑肥として用いられ、生態系を壊すことなく田んぼの力をいかんなく発揮させる肥料として使われてきました
<種から苗の準備>
田んぼには種もみを直接まくのではなく、育苗箱というトレーの中で種籾を苗まで育ててから植えます。春に種もみを塩水に入れてかき混ぜ、沈んだものを選抜して発芽させていきます。そして約1ヶ月くらいかけて陽の光になれ(緑化)せせて自然環境にならしていきます
<田植え>
田おこしして田んぼに水を入れて土と混ぜ、平らにします(しろかき)。代かきから2~3日田んぼの土を落ち着かせたら田植えを行います
<除草と見張り>
植えた苗が順調に育つと「分けつ」といって茎の数を増やしていきます。この頃は稲も育つけれど雑草もそれに負けじと育ってしまいます。おうち公園では、除草剤は使わずにスタッフが朝イチから田んぼに入って手作業や「田っころがし」を使って草むしりをしています。雑草の勢いに負けると病害虫にもやられてしまうので除草は大切なポイント
また、育ち方に応じて水位を見張り、水を入れたり引いたりして深さを調節するのも大切な仕事。穂が出て花が咲くころになったら浅くしたり、収穫の1~2週間前を目安に水を抜いて完了です
<収穫と乾燥>
田んぼがしっかり乾いた天気の良い日に稲刈りを行い、はざがけして乾燥させます。乾燥させるのは長く保存するためや、砕けにくくして変質させないためでもあります。ただし、乾燥させなければカビたり芽が出てしまうし、乾燥させすぎると質や味も落ちるそうなので加減を見極めながら行わなければなりません
<脱穀・精米>
乾燥させた稲は脱穀してもみ殻をとります。これを玄米~白米までお好みに精米して出来上がり!

いざ、稲刈り体験!

田んぼへ移動して、カマの使い方や刈った稲の束ね方などを教えてもらって稲刈り開始!

ジャスミンライスと日本のお米の違い

普段家で食べているご飯や毎回キッチンサイエンスの時に炊いているお米とジャスミンライスを実際に手に取って比べてみました。ジャスミンライスは日本のお米より細長い。見た目だけでなく香りも日本のお米とははっきりとした違いがありました。「炊き方も味も違うよ」と星さん。日本のお米のように研いだりせず、さーっと洗う程度ですぐに炊くのだそうです。食べたことのある子もいましたが、見るのも聞くのも初めての子も。この日はジャスミンライスをお土産にもらって帰り、収穫したお米は乾燥・精米して後日参加者の元に届けられました

講師紹介 星 匠(ほし たくみ)氏

おうち公園代表。東日本大震災を機に東京から移住し、本業の家具作家活動と並行して被災地の子どもたちの保養受入や持続可能な生き方を模索するイベントなどを行いながら、北杜市で「おうち公園」を有志と共に運営しています
お米の自給率は100%以上で地球にやさしい生き方を模索しています
おうち公園は保養だけでなく、移住のお試しや移住先探しの拠点としても利用してもらっています

※この事業は公益財団法人キユーピーみらいたまご財団の
2022年度「食育活動助成プログラム」の助成を受けています

各回開催当日の模様はこちらから
年間スケジュール&テーマ5/85/226/126/267/107/248/78/219/119/2510/0910/2311/1311/2712/0412/18
2023年 1/81/222/122/263/19

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