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福島県二本松市青空市場委員会 からメッセージ

2014/06/10

ポラン広場東京では、2012年10月から毎月10日と20日に、福島県二本松市の青空市場委員会に有機野菜や果物などの義援物品をお届けしています
今回、青空市場委員会のハハレンジャー(※)一同よりメッセージ集が寄せられましたのでお知らせします。尚、皆様から寄せられた義援金については、東日本大震災・義援金に関する報告と継続のお知らせページも併せてご覧下さい

※...運営を主体的に支えている青空市場委員会の委員長はじめボランティアのお母さんたちの愛称

ご支援下さるみなさまへ

2014年05月
青空市場委員会  ハハレンジャー一同

東日本大震災・原発事故から3年が経過し、福島は4度目の春を迎えています。
一般住宅の除染は少しずつ始まってはいるものの、汚染されたものの置き場が決まらず、それぞれが自分の家の敷地内に一時保管しながら暮らしています。食べ物も原発事故当初よりは含まれる放射能の量も少なくなりつつあり、行政の測定室で検査も受けられるようになってまいりました。
しかし、除染のされていない菜園で取れる野菜類や果実類、キノコや山菜、たけのこ、川魚、などいまだに出荷停止が続く食べ物もあります。まだまだすべての食べ物を測るほどの機械の台数、人員の確保とまでは至っておらず、安心して子どもたちの口に入れられないため、結局少しでも安心な県外産の食べ物や市販の水に頼らざるを得ません。

震災直後から私たち(特に子どものいる家庭)での一番の心配事は、汚染された食品による内部被ばくの問題でした。放射性物質は体内に取り込まれると排泄されるまで内臓や筋肉の細胞を傷つけ続けます。将来、こどもたちに何かあったらどうしよう…と本当に不安な日々を過ごしてきました。
そんな中、みなさまから送っていただけるお野菜やお米、果物などなどのご支援は本当にありがたく、心強いものでした。
現在お野菜をもらいに来る家族は250家族を超え、毎月10日と20日には日用品や保存食などのバザーも開催しております。昨年から青空市場委員会も正式な法人として登記をし、委員長始めボランティアのハハレンジャーたちが主体となって運営を支えています。

一部競争率が激しく有料にさせていただいている野菜や果物、お米、バザーの収入で、子どもたちを県外へ一時保養させる活動への取組みや、食品の放射能測定の機器も導入し、自分たちの手で地元の食品の安全を確かめられる活動も展開しています。
全国から届けていただくお野菜、お米などのご支援は、子どもたちのいのちを守るだけでなく、私たち大人への心のご支援だと感じております。私たちを心配してくれる方々がいる、一緒にこどもたちのいのちを守ろうとしてくれる方々がいる、と思えることが、これまでずっと私たちの生きる勇気につながってきました。送り状を見るたび、中に入っているメッセージを読ませていただくたびに市場で泣いたり笑ったりの毎日です。震災後、永きにわたり私共に寄り添っていただき、背中を押していただいている皆様には心から感謝の思いでいっぱいです。

今後ともどうぞ変らぬ温かいお気持ちで寄り添っていただけたらと切に願っております。本当にありがとうございます。

寄せられたメッセージの一部 (クリックすると全てがご覧いただけます)

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