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震災関連の生産・製造・流通者etc. からのメッセージ集 2013

2013/01/26 (2013/09/04 更新)

【2013年】

09/03
残暑お見舞い申し上げます
岩手県陸前高田市 八木澤商店 河野和義さん、光枝さんより
01/26
青空市場委員会 ハハレンジャー一同さんより
ご支援下さっているみなさまへ

2013年09月03日
岩手県陸前高田市 八木澤商店 河野和義 光枝

残暑お見舞い申し上げます

暑かった夏も少しずつ秋の気配を感ずる昨今です。
皆様にはお変わり無くお過ごしでしょうか。 
日本中の干ばつと集中豪雨、そして竜巻も、自然の驚異に脅かされていますが、皆様には被害がないことをお祈りいたします
2年半前の津波の後には、言葉では言い表せない温かいご配慮を頂き、家族はもちろん、社員も高田の被災者も皆様のご支援を忘れることはできません。
お陰様で、八木澤商店も隣町一関市大東町大原に醤油・つゆ・タレ工場を建て、本社機能も陸前高田の矢作町に移転することができました。
出来ることなら自宅を以前の気仙町に建てたいと願っておりましたが、現状では、何年後になるか予想ができない状態です。たまたま矢作の本社近くに土地が見つかり、そこに自宅を建てることにいたしました。今年の年末に引っ越す予定でおります。
春に仕込んだ丸大豆醤油も、年内に初搾りができそうです。
悪戦苦闘しながら、つゆ・タレも少しずつ震災前のレシピを再現しながら作っております。
これからも一歩一歩、八木澤商店の再建 そして町の復興を進めていきます。

季節の変わり目ご自愛下さいます様に

2013年01月26日
青空市場委員会 ハハレンジャー一同

まもなく震災から2年が経とうとしています。震災直後から私たち(特に子どものいる家庭)での一番の心配事は、汚染された食品による内部被ばくの問題でした。放射性物質は体内に取り込まれると、排泄されるまで内蔵や筋肉の細胞を傷つけ続けます。将来、こどもたちに何かあったらどうしよう・・・と本当に不安な日々を過ごしてきました。
そんな中、みなさまから送っていただけるお野菜やお米、果物などなどのご支援は本当にありがたく、心強いものでした。
現在お野菜をもらいに来る家族は200家族を超え、毎月10日と20日には日用品や保存食などのバザーも開催しております。昨年5月には青空市場委員会も立ち上がり、委員長始めボランティアのハハレンジャーたちが主体となって運営を支えています。また、5月から一部有料にさせていただいている野菜や果物、お米、バザーの収入で、子どもたちを県外へ一時保養させる活動への取り組みや、昨年12月には食品の放射能測定の機器も導入し、自分たちの手で地元の食品の安全を確かめられる体制が徐々に整いつつあります。とはいえ、機器で測定できる食品は1日10検体が精一杯。まだまだ食べたい時に誰でも気軽に確認できるという環境にはまだまだ至っておりません。
全国から届けていただくお野菜、お米などのご支援は、子供たちのいのちを守るだけでなく、私たち大人への心のご支援だと感じております。私たちを心配してくれる方々がいる、一緒にこど-もたちのいのちを守ろうとしてくれる方々がいる、と思えることが、これまでずっと私たちの生きる勇気につながってきました。送り状を見るたび、中に入っているメッセージを読ませていただくたびに市場で泣いたり笑ったりの毎日です。
今後ともどうぞ変わらぬ温かいお気持ちで寄り添っていただけたらと切に願っております。本当にありがとうございます。

青空市場の目標

青空市場では、支援金、野菜やお米への募金、Tシャツなどの募金収入で引き続き子供たちの県外への一時避難の支援を続けていきます。

また普段の生活の中で、外遊びの制限によりストレスを感じている子どもたちのために、震災後も放射線量が比較的低かった地域をさらに除染し、震災前に限りなく近い線量(目標0.1usv/h以下)の土地に遊具を設置し、「安心して遊べる場作り」を新たな目標に設定しました。

その第一段階として、現在ある残金のうち、100万円を県外避難の予備費として残し、残り268,015円と、昨年1年間講演をしていただいた876,830円全額(うち、100,000円はイラクの子どもたちへ寄付。)を合わせた1,044,845円と4月30日までの講演料、青空市場の募金収入で購入できる遊具を雪解けをまって設置したいと考えています。(場所については土地所有者と現在交渉中です。)

現在の金額で購入できる遊具は、ブランコ、もしくは滑り台が1つ程度です。これでも十分嬉しいことです。子どもたちの笑顔が見られると思うと、胸が踊り今から春が待ち遠しく感じます。

これまでもたくさんのご支援を賜ってまいりました。みなさまのご協力があっての青空市場です。どうか今後とも福島の子どもたちのため、わたくしどもと共に歩んでくださいますようよろしくお願いいたします。

青空市場ハハレンジャー1号 佐々木るり

活動報告 REPORT

青空市場活動内容

定期的に開催している青空市場の様子
現在、200家族以上のご家庭で野菜・お米・果物などを分け合っています。
お米などは一部有料(募金制)でこの収入をこどもたちの県外保養にあてています。

青空市場に寄せられる全国のお野菜

全国から届くお野菜やメッセージ
個人で送ってくださる方、NPO法人、宗教団体など協力してくれる方も様々です。
野菜類は届いた順に市場に並べられます。毎月10日・20日はバザーと合わせた大きな市場も開催されています。

(2013/02/13 事務局)

2012年10月より、「東日本大震災・義援金」の活用とポラン広場東京生産製造者会員の協力により、福島のNPO法人TEAM二本松「青空市場」に義援物品をお届けしています
青空市場中心メンバーの佐々木るりさんは、オーガニックショー ポラン広場東京 2013 3月2日の対談“大震災・原発震災下を共に生きる”に参加予定です

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