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がんばっぺし 岩手 陸前高田・八木澤商店に醸造用大木桶を贈る基金

基金 法人・団体 1口 1万円、個人 1口 千円
募集期間 2012年6月末まで
振込口座

ゆうちょ銀行 10040-79609311
楽天銀行マーチ支店(0036-211)普通7026518

・口座名 特定非営利活動法人ポラン広場東京
・振込手続きの際、口座名は省略せずにご記入ください。手数料はご負担願います
・「桶基金」とご記入いただくか、別途ご連絡を願います

がんばっぺし 岩手 陸前高田・八木澤商店に醸造用大木桶を贈る基金

2011年07月26日
NPO法人ポラン広場東京 大木桶寄贈プロジェクト

ポラン広場東京ネットワークに関係する生産・製造・流通・販売・消費者の多くの方々から、熱い心と継続的なご協力をいただき、その総額は2,415,473円になりました
ご協力いただいた方々に心より御礼を申し上げます。誠にありがとうございました
7月21日(土)、岩手県陸前高田市の八木澤商店を訪問し、大木桶基金の目録をお届けしました

八木澤商店では、陸前高田市内の矢作地区に本社本店を新設し、9月のオープンを目指して改装工事が進められています
老舗旅館を改装した社屋は、地元材の気仙杉を内・外装から什器に至るまで隅々まで使用し、杉の香りに満ちていました
建物側面は、伝承技術を受け継ぐ気仙左官職人により、ナマコ壁に仕上がる予定です

目録贈呈に先立ち、一関市大東町に建設が進んでいる八木澤商店・大原工場を会長婦人・河野光枝さんの案内で視察しました
「たれ・つゆ加工場」は9月、「原料処理施設」は10月の完成・稼動を目指して、河野さんが「毎日どんどん景色が変る」と言うほど急ピッチで建設が進んでいます
同敷地に醤油・味噌の醸造蔵の建設も進んでいます。こちらは規模が大きいので、完成は加工場や原料庫等の次のステップになります

翌22日には、陸前高田市内の視察後に、海沿いに気仙沼市・南三陸町・石巻市と南下し、大震災から1年4ヶ月後の三陸被災地の様子を目に焼き付け、東日本の生産・製造者と共に、大震災・原発震災からの復興・新生に取り組み続ける決意を新たにして、帰路につきました

付記 途中、南三陸町では、同地域への支援活動に継続して取り組んでいる、東京青梅市の和菓子製造者・小山製菓の代表、小山洋一さんたちのグループと遭遇しました
ポラン広場東京ネットワークに繋がる生産・製造者は皆、熱いです

2012年7月26日
ポラン広場東京事務局 大木桶寄贈プロジェクト 佐藤昌紀

- 以下はこれまでの大木桶寄贈プロジェクトの掲載内容です -

がんばっぺし 岩手 陸前高田・八木澤商店に
醸造用大木桶を贈る基金の呼びかけ

2011年07月07日
NPO法人ポラン広場東京
大木桶寄贈プロジェクト

3・11東日本大震災により、陸前高田市・八木澤商店は壊滅的被害を受けました。

しかし、わずか10日後の3月22日には河野和義社長と河野通洋専務の連名で「八木澤商店従業員の皆様 今は、とても不安だと思います。でも、冷静に粘り強く生きることを考えてください。町や地域の復興には時間がかかります。たいへんだと思いますが、急がず、焦らず、諦めずにがんばりましょう。<中略> 八木澤商店の基本方針は、“生きる”“共に暮らしを守る”“人間らしく魅力的に”この三つの言葉が、今後の再生のキーワードです。八木澤商店は、必ず再建します。ご協力よろしくお願いいたします。」というメッセージが発せられました。

そして一関市大東町に営業所を開き、秋田・宮城の醸造元で醤油と味噌の委託製造を行ない、5月2日より岩手県内出荷を開始。7月15日からは県外出荷が始まります。ポラン広場東京の販売グループでも、18日より【国産丸大豆醤油】【おらほの味噌】【ふるさとの味噌】【味付ぽん酢柚子】の取り扱いが開始されます。9月には新工場での「つゆ」「たれ」等の製造・販売も予定されています。

新生八木澤商店のスタートと機を一にして、NPO法人ポラン広場東京・大木桶寄贈プロジェクトは始動します。
何年か先の醸造蔵再建の暁に、新品ピカピカの醸造用大木桶を贈りたいと思います。50年生の国産杉と竹箍(たけたが)でつくる木桶は、100年を超えて使用できると言われています。100年後にこの木桶で醸された醤油が、私たちの何世代も後の人々の食卓に並ぶシーンを想像してみてください。八木澤商店の復興への取り組みと、ポラン広場東京ネットワークにつながるすべての者の想いを込めた100年後への「タイムカプセル」として、大木桶を造り贈りましょう

岩手陸前高田・八木澤商店に醸造用大木桶を贈る基金へのご協力を心からお願い致します

基金に関する問合せ・ご相談は事務局佐藤まで

岩手 陸前高田・八木澤商店に醸造用大木桶を贈る基金

法人・団体 1口 1万円、個人 1口 千円

振込口座
ゆうちょ銀行 10040-79609311
楽天銀行マーチ支店(0036-211)普通7026518

・口座名 特定非営利活動法人ポラン広場東京
・振込手続きの際、口座名は省略せずにご記入ください。手数料はご負担願います
・「桶基金」とご記入いただくか、別途ご連絡を願います

基金募集期間 2012年6月末まで
<がんばっぺし 岩手 陸前高田>
河野さんの名刺に復興のシンボル 一本松のイラストと共に描かれていた言葉
これまでの情報と、八木澤商店とポラン広場東京の通信

◆2011.05.03 岩手日報・被災地ニュース

【陸前高田】復活へ一関営業所オープン 八木沢商店

震災で店舗や工場が全壊した陸前高田市のみそ、しょうゆ製造販売の八木沢商店(河野通洋社長、従業員39人)は2日、一関市大東町摺沢に開業した営業所で「再開・営業所開き出発式」を行った。営業所は倉庫兼営業事務所で出荷業務の拠点となる。1807(文化4)年創業の老舗は復活へ向けた一歩を踏み出した。

出発式には河野社長、河野和義会長や従業員、勝部修一関市長らが出席。河野社長が「働けることの喜びをかみしめながら仕事をしたい」とあいさつ。テープカットをし、「行ってらっしゃい」の合図でしょうゆ、みそを積んだ第1便のトラックが盛岡市などへ出発した。
一関市や一関商工会議所が支援し、縫製工場だった空き工場を営業所にした。秋田県などの業者に委託製造した製品のラベル張りや梱包、営業業務などをする。
従業員は社が借りたバスなどで避難所や自宅から通う。佐藤正太郎さん(40)は「希望と不安が入り交じっていたが、社長についていく。早く自分たちのしょうゆを造りたい」と前を向く。
河野社長は「店だけでなく、生産者やお客さまがいる美しい古里の再建が目標。雇用を守ったから今日の第一歩がある。会社の機能を取り戻し、必ず以前と同じ味を取り戻す」と決意する。

2011.11.11 震災発生から8ヶ月
八木澤商店 河野光枝 ←→ ポラン広場東京事務局 神足義博

2011年10月29日
岩手県陸前高田市 八木澤商店 河野光枝

ポラン広場東京事務局 神足義博様

早いもので、あれから8ヶ月にならんとしています。
あっと言う間に過ぎてしまいました。
お陰様で、八木澤商店のつゆたれ工場 (一関市大東町) は、11月9日に起工式をする運びになりました。(※事務局補足 その後、……)
味噌醤油工場は、陸前高田に戻って落ち着いてから建設することになります。
木桶基金のこと、感謝しております。

お知らせ頂いた桜の植樹(※) は、友人からのメールで知っていました。
佐藤一男さんは、しっかりした青年で、彼の牡蠣はとてもおいしかったのですが、今年は我慢しなくてはなりません。
彼のお父さんは、広田湾の埋め立て開発(※)を熱心に反対されたようです。

一昨日八木澤商店の有った地域の復興計画の説明会がありました。
住居を建てられるのは、5年後くらいのようです。
そうすると、私は70歳か…… ケ・セラ・セラ……

今小さな積み木の家を、九州工業大学・明治大学・中央大学の方々に作って頂いています。
タイムカプセル式に400本以上の大きな積み木に一人ひとりがメッセージを書いて、積み上げていくことをしています。

地域は瓦礫が随分片付きました。

[事務局補足]
※その後、建設資材や工賃の値上がりで起工は中止となり、設計変更からの出直しとなりました

※[10月28日 朝日新聞より] 津波の記憶、桜に託す 到達地点に1万本計画 陸前高田
東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県陸前高田市で、津波が到達した最高地点を結びながら1万本以上の桜の木を植えていく計画が動き始めた。毎春、淡いピンクが連なる「花の警戒ライン」で震災の教訓を風化させずに後世に伝えたい。地元被災者らの思いだ。
漁師佐藤一男さん(45)ら被災者やボランティアの10人が実行委員会を作った。過去の津波の到達点を知らせる石碑が各所にあったのに、忘れられて犠牲を繰り返したことの反省が出発点だった。毎年花を見て記憶を呼び起こせるよう、桜を選んだ。佐藤さんは「津波を思い出す悲しさがあるけど、次の津波が来た時に桜より上に避難して命を守って欲しい」と願う。
津波が到達した線に沿って10メートル間隔で苗木を植える計画だ。市内で約173キロ。すべて植えれば約17,300本の桜が連なる。

※広田湾の埋め立て開発:八木澤商店先々代 河野通義氏は、数年前にお亡くなりになりましたが、「広田湾埋め立て開発に反対する会」会長で反対運動のリーダーのひとりでした
http://www.yagisawa-s.co.jp/kokoro/kouno.html

2011年11月04日
事務局 神足義博

八木澤商店 河野光枝様

来週には、震災発生から8ヶ月になります

思えば長い時間、私たちは「核」と付き合っています
声に出すひと、声に出さないひとも 馬鹿なことにつき合わされてきました
エネルギーだ、二酸化炭素排出による地球温暖化対策には原発を、と騙されてきたようです
いま、何故このような状況に至ったのか 憤怒 (自らへの怒りも含みます)
少し前から、仕事の合間に核開発のこれまでをメモしてみました
知っていること・知らないことを、もう一度整理してみたかったからです
そして、サイトに記載しました 
http://www.polano.org/13_f1/01_hosoku2.html
昨日、最後の
2011年3月11日
14:46 東北地方太平洋沖地震 (断層運動規模 Mw9.0) 「東日本大震災」
福島第1原発事故 レベル7 「フクシマ原発震災」
と書き終えUPし、それをパソコン画面で読み、涙しました 嗚呼

亡くなった作家大庭みな子は
ヒロシマのことを述べたなかで「たれか助けてください わたしを」と記しています、彼女の創作の原点だと私は思っています

私も低く叫びたい「タレカ タスケテクダサイ」
はい、ケ・セラ・セラ…… ですね

合掌

2011年11月10日
八木澤商店 河野光枝

ポラン広場東京事務局 神足義博様

寒くなってきました。
今住んでいる大東町は、陸前高田より、冬の寒さが厳しいようですので、クマと同じに冬籠りの準備でうろうろしています。

岩手では、23日に一関で、飯田哲也氏の講演会や、遠野で、鎌仲監督や飯田氏のパネルディスカッションが予定されているので参加しようと思っています。

気仙町では、以前にお伝えした小さな積み木の家が今月中に出来上がる予定です。
ミニ集会所です、何も無くなった気仙町に今一番必要な場所かなー……

又、真っ暗な三陸の海を明るく照らしたいというお話が有って、自然エネルギーでどのくらいイルミネーションができるのかわかりませんが、3.11の夜、真っ暗な山道を逃げた子供達の心にともし火を灯して、海に向かって鎮魂と慰霊の明かりになればと思って参加しています。

この地域での放射能の数値にあまり変化はありません。
こころなしか少し少なくなっているような気がします。
この数値が将来子供達にどのような影響を与えるかはわかりませんが、どこに逃げても、逃がしても安全と思われる場所は、今の日本にはないですよね。
宗谷岬かな?    ケ・セラ・セラ

追伸 ホームページの核の歴史 すごいですね。よくまとめられましたねー
私は、何も知らず岸がきらいだったり、中曽根が最も嫌な首相として思い出しますけれど、(随分昔のことですが、地元陸前高田に伝わる「けんか七夕太鼓」が渡米公演した後に、中曽根首相主催の催しに招待されたことがありました。私は行く気になれず、保存会を代表して社長時代の夫だけが行ったことが思い出されます)
今回改めて このせいだったのか?……
でした。

2012年01月90日
岩手県陸前高田市 八木澤商店 河野光枝

ポラン広場東京の皆様、お元気ですか。

昨年からの避難先、一関市大東町は寒いでーす!!
この一関と陸前高田では、3℃~4℃くらい温度差があります。
雪景色は、道産子の私はとても好きですが、義母は、寒くて悲しそうです。

この度は、子供達に沢山のお菓子をお送りいただき、有難うございます。
皆様の暖かいお心にただただ感謝の気持ちでいっぱいです。
子供達は、一見元気そうになってきていますが、勉強机を置く広さのない仮設住宅に住んでいる子供達や、お母さん方にとって、避難所の集会場での学童保育は有難いことです。
頂いたお菓子は、集会所で子供達の面倒を見ていてくださる方に託します。

昨年の12月23日に”三陸イルミネーション”の点灯式をしました。写真を添付します。

又、以前にお知らせした気仙町のミニ集会所「小さな積み木の家」も完成しました。

ところで、日本の原発 まだまだすっきりしませんね。
こんなにたいへんな経験をしても、まだ推進しようとする人達がうごめいているのは、日本人として恥ずかしいなー!!  です。

それでは、本年もよろしくお願いします。

2012年01月28日
岩手県陸前高田市 八木澤商店 河野光枝

ポラン広場東京の皆様、お元気ですか。

今朝は、マイナス12℃ さすがに寒いです、一関は。

フォレストさんのリサイクルガラスのお皿をお送り頂き、ありがとうございます。
蛍光灯のリサイクルとは、さすがー!!と、感動です。
数年後に家を建てることができたら、このお皿を使いたいなーと思いました。

昨日で、八木澤の原料処理の建物がほとんど解体されました。

周りの瓦礫も撤去されたら、古い八木澤商店は、どこに存在していたかもわからなくなるようです。

学童保育の子供達も、皆様から送って頂いたおやつを楽しみながら宿題をしているようです。

三陸イルミネーションも、少しずつ寄付の申し出を頂いて、今年は少し街灯を増やしていけそうです。

関東方面も大きな地震の予想が速まったようですね。
皆様、油断無くお過ごしくださいますように。

(事務局から)

河野光枝様

先日(20日) に河野通洋社長の訪問を受け、近況をお話いただきました
【国産丸大豆醤油】【おらほの味噌】【ふるさとの味噌】【味付ぽん酢柚子】に続き、八木澤商店自社製造の【丼もののたれ】と【濃縮 つゆ】の取扱い開始も伺いました。社長のお元気な様子、心強く思いました

以下のことを、1月24日のニュースで知りました

三陸の海を放射能から守る岩手の会」 東電と経営陣3名を「公害罪」で東京地検に刑事告発

HP 「岩手、宮城、青森の市民9名は1月24日に東電勝俣会長、清水前社長、武藤前副社長と会社を「公害罪」で刑事告発します。
3月11日の福島第1原発事故により、放射性物質を放出し広く環境を汚染させた行為は「人の健康に係わる公害犯罪の処罰に関する法律」(公害罪) 第三条、第四条に該当するものと判断できるためです。
事故によるとてつもない放射能汚染により福島では約15万人が避難生活をしています。
双葉病院では避難時に死者が出ております。
しかし東電は何ら責任が問われず、罰されていません、この国は社会正義がなされない国なのでしょうか。
このような犯罪行為の責任が問われない国では国存在の意義を失ってしまいます」

国存在の意義。国存在とは、
その1 世界が認める「領土」があること
その2 「民」がいること
その3 民が主権を持ち「統治」できていること

現下の状況では、この国はありやなしやと撃たなければなりませんね

寺山修司の戦争を背景にした歌が浮かびます
「マッチ擦る つかのま海に 霧ふかし 身捨つるほどの 祖国はありや」

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