イベント情報
要ファームの自然学校・初夏編 “田植え体験”
日時 | 2009年05月17日(日) 雨天決行 10:30~15:00頃(10:00受付開始) |
場所 | POD要ファーム (現地集合・現地解散) 茨城県行方(なめがた)市行戸(ゆくど)377-6 |
交通案内 | [自家用車] 常磐自動車道土浦北ICまたは千代田石岡ICから約40分 東関東自動車道潮来ICから約40分 [ツアーバス] ・往路 JR立川駅(07:00発)~JR新宿駅(08:00発)~要ファーム(10:30着) ・復路 要ファーム(15:00発)~JR新宿駅(17:30着)~JR立川駅(18:30着) <集合場所> JR立川駅北口 高島屋百貨店前 出発 07:00 / 解散 18:30頃 JR新宿駅西口 スバルビル(富士重工)前 出発 08:00 / 解散 17:30頃 ※新宿駅は地上集合です。地下のバスターミナルではありませんのでご注意ください |
参加費 | 小学生以上500円 (昼食代・保険料含む) |
バス参加費 | 立川駅から2,000円、新宿駅から1,500円 (小学生以上/昼食代・保険料含む。未就学児童は各500円引き) |
服装 | 動きやすい服装と長靴 |
持ち物 | 長靴、着替え、帽子、タオル、軍手、敷物(レジャーシート)、昼食用食器、お箸 作業でぬれる事がありますので着替えをご用意ください 田植え後には、皆で作った昼食(昨年は筍のおこわ、筍の味噌汁、サラダ、長芋と豚バラ肉の煮物、白和え、卵料理etc.)を食べながら生産者と懇談します 緑萌える北浦台地でさわやかな一日を過ごしましょう |
申込み | 店舗ご利用のお客様 … ご利用各店舗までお申し付けください ポラン広場の宅配会員の方 … 電話、FAX、e-mail等で会員窓口にご連絡ください ・その他webなど … 下記問合せまでご連絡ください |
問合せ | NPO法人ポラン広場東京 事務局 〒198-0052 東京都青梅市長淵 4-393-11 0428-22-6821 (受付時間平日09:00~17:00)
0428-78-3739
office@polano.org |
受付・開会 10:30~
朝から雨の中、参加者約120名が集まりました。生産者、スタッフを合わせると総勢約150名での田植えとなりました。参加者のうち、多くの方がアースデイや新聞などで今回の自然学校を知って参加された方でした!ポラン広場東京スタッフと、田植え体験でお世話になるPOD要ファーム代表の磯山茂男さんから挨拶がありました。要ファームは地域の有機農業を活性化させるために設立された、組合員数約50名の農事組合法人です。組合員は、ほうれん草・小松菜・大根・トマト・いちご・もち米をはじめ、多くの認証有機生産物と平飼い卵や原木生椎茸などのきのこ類やハムなどをそれぞれ生産しています。その生産物が自然学校の会場である要ファームの施設に集まってきて、要ファームではそれをとりまとめて出荷作業が行われています
今回は4班に分かれて田植えを行いました。それぞれに生産者が一人ずつ付いて、担任制で田植えや畑の見学を行いますとアナウンスがされ、担当の生産者が紹介されました
体験田へ移動・田植え 11:00~
体験田へ移動します。体験田が近くなるにつれて、カエルの鳴き声が大きく聞こえてきました
田植えの仕方について生産者からそれぞれ教えてもらいます。体験田には、前日に線引きという作業が行われていました。苗を真っ直ぐ一直線、かつ等間隔に植えられるように水田に線を引く作業のことです。この線3本をまたいで、線に沿って苗を右・左・真中と、植えていきます。苗は一株につき2~3本ずつ植えます。説明を聞いて、さっそく田植えの開始です!
曇り空で雨が降ったことは残念でしたが、気温はちょうど良く、カッパや帽子をかぶって防げるほどの小雨で田植え作業に影響はありませんでした。生産者や今日初めて出合った他の参加者と話をしながら田植えを満喫しました。カエルの大合唱を聞くことが出来たことは参加者にも印象深かったようです
1班担当:磯山茂男さん |
2班担当:松崎英男さん |
3班担当:真家弥太郎さん |
4班担当:金田正道さん |
田植えを終えて、班ごとに集合写真を撮りました。その後は隣の水田で除草機械を使った除草の見学をしました。この除草機械にはすだれ状にチェーンが付いています。そのチェーンを水田の土の上を滑らせて、土を動かします。それによって雑草を浮かせたり、埋め込んだりすることで除草を行います
とてもシンプルで、短時間で広い面積の除草作業を行うことが期待される方法です。このチェーン除草は、苗の植付け後すぐに行うと苗まで一緒に除草してしまう可能性があるので、田植えから約2週間後に行います。苗がしっかりした頃に作業を行うと、チェーンで苗が倒れてもまた起き上がってきます。しかし、作業が遅すぎて雑草まで根付いた頃に行うと除草にならないので、除草を行う時期の見極めが大事です
昼食・交流会・生産者紹介 12:00~
- 五目おこわ
- 野菜のかき揚げ
- 具だくさんかき玉汁
- かぶの浅漬け
- うりの浅漬け
- 採れたてレタス etc.
調理してくれた生産者
松崎陽子さん、真家敬子さん、郡司紀子さん、郡司みついさん、谷川澄枝さん、峰下まり子さん、鬼沢美由姫さん、磯山裕子さん、磯山景子さん、張艶紅さん、劉瑞紅さん
昼食は要ファームの新鮮なとれたて有機野菜がたっぷり使われたかき揚げやスープが出ました。特にかき揚げと五目おこわが大好評。かき揚げは野菜の甘みがあって油のしつこさもなく、いくつも食べられると好評でした。要ファームの組合員であるおんらがハム工房の新製品、チキンソーセージもメニューにありました。要ファームでは平飼い卵の生産も行われていて、その平飼い鶏の肉を使ったものです。程よく香辛料が効いていて、臭みも少なくさっぱりと食べやすいソーセージでした
トマトハウス見学&小かぶ収穫体験 14:30~
昼食のあとはトマトハウスの見学をしました。班ごとにハウスに入って生産者からトマト栽培について説明を聞きました。トマトは定植するときに水をたっぷりやって、それから収穫までは一切水やりはしません。そのためハウスの中の土もとても乾燥していました。水をやらないことでトマトは甘みが強く育ちます。トマトには葉や茎に白くて細い毛があります。水分がどうしても足らないときトマトはこの毛から空気中の水分を取り込むそうです。自分で生きていく力を身に付けさせることは、トマト栽培にも重要なのです。家庭菜園でトマトを育てている場合も水やりはせず、雨が降ったときは傘をしてやることが好ましいそうです。雨の心配のない室内での栽培はどうかと参加者から質問がありましたが、室内だと太陽の光が当らないので外で育てる方が良いとのことでした。また、生産者から美味しいトマトの見分け方も教えてもらいました!トマトを切ったときに、中のゼリーが落ちてこないものが美味しいトマトの証。外見からは、丸みを帯びてどっしりと重いものがゼリーがしっかり詰まっているものだそうです。四角いトマトは中に空洞があり、包丁で切ったときにゼリーが崩れ落ちてしまうものが多いそうです。ぜひトマトを選ぶときの参考にしてみてください
トマトハウスの見学後は、ハウスの隣にある小かぶの畑で収穫をしました。土から少し白い頭がのぞいているものがちょうど収穫しどき。葉をつかんでひょいと引き上げると思いのほか簡単に収穫できました。売っている小かぶは白い実の部分と茎の間に土がついていることもよくあります。今回の収穫を通して「だから小かぶは土があんなについているのねぇ」と話をしている参加者もいました。このように自分たちがいつも食べているものがどのような行程を経て、私たちの手元にやってくるのか、一部だけでも垣間見ることができました
記念撮影・閉会 15:00~
最後は恒例の全員集合写真です。昼食時には一時止んでいた雨もまた少し降り出していたので、今回は農産物が集荷される施設内で写真を撮りました!最後にポラン広場東京事務局より、NPO法人設立の経過や今後のイベントの予定、今回植えた苗からとれる“体験米”の予約販売の案内などがありました。自分で植えたお米が食べられるなんてとても素敵ですね。次回、7月の自然学校・夏編“トマト祭り”では、今回見学したトマトハウスで赤くなったトマトを収穫し、田んぼの手取り除草を行います。9月にはみんなで植えた稲を刈り取る自然学校・秋編“収穫祭”が待っています。また夏に要ファームの自然学校で会いましょう!
POD要ファーム交通案内
常磐自動車道・土浦北ICから約40分 《IC~要ファーム:約30km》 交通案内 (.pdf)
- 土浦北インター降りて、国道6号を水戸方面へ約2km北上。中貫工業団地入口の信号を右折(霞ケ浦大橋方面の標識あり)、約6km直進
- JR常磐線陸橋、土浦湖北高校をすぎて国道354号との交差点(霞ケ浦大橋方面の標識あり)を左折霞ケ浦大橋方面へ(大橋まで約10km)
- 大橋を越えて、国道355号との交差点通過、鉾田市方面へ約4km直進
- セブンイレブン(玉造緑ヶ丘店)の十字路を右折、主要地方道50号(水戸神栖線)を神栖方面へ
- 約3km直進、<POD要ファーム>の看板を左折し800mで到着
東関東自動車道・潮来ICから約40分 《IC~要ファーム:約25km》
- 潮来IC降りて、主要地方道50号(水戸神栖線)を水戸方面へ約20km直進
- 一丁窪、小高、井上藤井の信号を通過し、<POD要ファーム>の看板を右折し800mで到着
交通案内 (.pdf)